すいません。今日はなんだかとても眠たい日です。
頭がクラクラする中、あやこと順三郎の家におじゃましました。海がきれいに見えるこのお宅がお二人の住まいなのです。 酒だけがとりえの場末の酒場の経営者が住むには、大きすぎるような気がするかも。
あ、でも順ちゃんのパパが残していったのか。
それとも実は「フィニステール」はもうかっているとか。まさか暴利バーとか・・・
料理や洗濯、掃除はあやこがするのか? じゃあ、あやこ亡き後は順ちゃんは本当大変だ。
ということは置いておき、順三郎とあやこの愛情の関係を考えると、きっとこんな家は最適だろう。 ある種の緊張感で本当のあやうさを隠さなくてはいけなかった。そしてお酒によってそれをほぐしてきた2人には、やはりこんな家がいい。整いすぎて、半分は造りもののような・・・。
酒場で働いているところの順三郎しか見ていなかった私は、こうやって彼が静かに家という場所で落ち着いているものだと思っていた。仕事から離れてしばしの休息場所が、あやことの住まいになるのだと。
けど、何かがちがう。このヒト(順ちゃん)は家にいたって安らぐことがないヒトだ。どこかにある欠乏感は消えることがなく彼をとりまく。決してこれはコンプレックスではない。性でもない。 もっと逆に、清らかなものなのかもしれない。
イノセントが彼をじゃまする。そうして安らぐことを知らずに彼は育った。彼の心の中の水槽の上ずみはあまりにも透明すぎる。純度が高すぎる。純三郎? あ、漢字を換えときゃよかった・・・。
順三郎が顔をうずめるあやこの脂肪。たぷたぷと南国の海のようにたゆたう、あやこの腹部のあたり。 うずめて溶け込もうとするけれど、決して順三郎は奥には行けない。 もし行けたら、そこにはあやこの古い子宮が鎮座していて・・・ 果たして彼はそこに行くのか?もし行ったら、あやこと順三郎は本当の親子になるでしょ。 親子になって交わるのか?
いや、できないでしょ。
順三郎は夜な夜な、あやこの脂肪にうずもれる。 もし、あやこのお腹が彼にとって愛でるべきものなら、あやこ(鰐淵さん)のそれは完璧だ。
本当に雪がふわっと降り積もった山並みのように、やわらかくなだらかだ。それはアジアの女性の脂肪ではない。聖母マリアを拝むあちらの世界の女性のそれだ。本当にきれいだ。
あやこのワンピースの柄の大きな花は、その下の海でゆるく微笑む。花びらがやさしく開いたりとじたり。
さらに順三郎の指によってその形をかえる。 その力は少々乱暴で花は痛そう。
けれどそんな痛みもやさしく受けとめる、あやこの脂肪。だってそのためにゆっくりと水位を上げたあやこの海だから。
>> Next Report
<< Back Report