2日目です。
2日目はキツイのでしょうか、月経のように。まぁそれに近いようなことは朝っぱらから起きました。
タイトルバック用の酒の小ビンがやさしく波打ち際に埋まっている、という画の撮影。
仕込みであらかじめそれを砂に埋めて、波になじませていたところ、でかいのがざぁーときて小ビン消える。
すぐさま助監督の阿部さんが、あの爆発カットの毛髪の先まで青くして、海にジャバジャバ捜しにいったのです。
海、恐るべし。
捜索中の阿部氏は大波小波を幾度もサーファーのようにさわやかにかぶり、悲しそうな顔をしていました。さすが助監督、早くもラスト近くの順三郎を身をもって体験しているのか、とさえ思った位です。
「ツルちゃんにしかられる」という思いが、彼の頭で寄せては返す波のよう。
結果、無事小ビン生還。よかった。波間に潜むバフンウニのように、それはひょいと引き上げられました。
・被害者・・・阿部氏及び私、海水のみそぎをうける。
・死者・・・・上記の者の携帯電話2台
・その他・・・阿部氏用台本
午後イチで街の中での冒頭シーン。順三郎がふらりと歩くとケンカ男女に出くわすというくだり。彼らは罵詈雑言を浴びせ合い、もつれ、やがて車のボンネットの上で愛し合う。
この時発せられる「メスブタ」と「気持ちよくない、ヘタクソ」という言葉は、そっくりそのまま「オレにはお前だけなんだよ」と「アタシ、あなたとはいつも気持ちよくて死にそうなの」とに置き換えられることができます。
そんなことはすでにお見通しの順ちゃんは、そんなのどうでもよくフンと去ってゆくのですが、こういう時の岸谷五朗のキレ長の瞳はまさに最適。監督のそれだと、成立しないばかりか、メガネが汚れすぎてきっと何をしてるのかさえ見えないのでしょう。
そして本日、火露見役・小山田サユリが電車のつり皮につかまって(届いたのか?)登場。ユラユラ揺れてそんな街の光景を眺めていたのですが、彼女は他に何が見えたのでしょうか。
本当に頑張って下さいサユリちゃん。
この夜、順三郎と初あやこのうっとりするようなシーンもあったのですが、明日ということにさせてください。
つづく。
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