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待望の岡山公開が始まり、2日目の13日(日)に堪能してきました。 期待をひと回りもふた回りも超える素晴らしさ! はらはらと零れ落ちる涙に、心も洗われました。
とても初めての時代劇だなんて思えません。 山田洋次監督が初の本格的時代劇「たそがれ清兵衛」を撮った時に匹敵する仕事ぶりと評しても過言ではないでしょう。 監督作の中で一番好きな「はつ恋」にも肩を並べる出来映え。
「山桜」のエンドロールを、“ 場内が明るくなるまでに涙が乾きますように ” と祈るように見つめながら、私の頭には“ 『湯布院映画祭』で観たかった! ” という願いが渦巻いていました。 思い切り拍手をしたくてたまらない気持ちになっていたのです。 同映画祭で「はつ恋」が上映されたのは、残念ながら私が初参加を果たす前年の1999年のこと。 以後は、ほぼ毎年参加しているのですが。 2006年の『函館港イルミナシオン映画祭』に続き、いつかまた、どこかの映画祭でお会いできますように。
それにしても、田中麗奈さんが良かったですね。 時代劇がこれほど似合うとは! 篠原監督と麗奈さんは、どうしてこんなに相性が良いのでしょう?! もう一つ、桜とも。 「はつ恋」も桜の名木が物語のキーポイントとして描かれていましたからね。 数年後に、三度(みたび)、【 篠原監督 】 + 【 田中麗奈 】 + 【 桜 】 の傑作三大要素が揃う作品が製作されるような気がします。
相手役の東山紀之さんも、予想通り・・・・予想以上に武士役がぴったりでした。 出番は多くありませんが、すごい存在感! 「たそがれ清兵衛」で宮沢りえさんが、映画賞によって【主演】だったり【助演】だったりと異なる扱いを受けました。 東山さんも同じような感じになりそうですが、どちらの部門でも有力な演技賞候補となるでしょう。 もちろん、麗奈さんも。
シナリオも当然素晴らしいし、撮影も秀逸で、特に、場面変りでの人物の動きを入れてのカメラアングルに印象的なものが幾つかありました。
深く惹き込まれた映画は、メイキングも観たくてたまらなくなります。 DVDのリリースは、11月か12月頃でしょうか。 きっと購入しますので。 今度は一人で観て、我慢することなく泣きまくりたいのです。 スクリーンで鑑賞したミニシアター『シネマ・クレール』では客席がほぼ埋まり、両隣にお客さんがいたため、鼻をかまなければならない程には泣けなかったもので。
嬉しいことに、新作「真夏のオリオン」が今月1日にクランクインしているというというニュースも報じられましたが(撮影、頑張って下さい)、しばらくは「山桜」の余韻に浸ったままでいたいと思います。 素晴らしい映画を作って下さり、ありがとうございました! |